やらない後悔よりやる後悔を選択するべき理由。心理学@非行為後悔 後悔しない生き方のために

仕事・就職

こんにちは。

どろろーなです。

あなたは最近何か後悔したことがありますか?

大きな仕事での失敗からはたまた試しに買ったシャンプーが合わなかったなど、大なり小なり人間は後悔をしながら生きているものですね。そんな後悔について、偉人たちや心理学の研究をもとにしつつ解説していきたいと思います。

最近の僕の後悔は酔っぱらってスマホを落として画面にヒビが入ってしまい、「ああなんでスマホ落としてんだよ」ということですが、今回説明する内容とは全く関係御座いません…

やらない後悔よりやる後悔

やらない後悔とやる後悔?

あなたは何かを始めようとしたとき、するべきかしないべきか迷ったことはありませんか?そう、何かをしない場合はしないことによる後悔、何かをする場合には何かをする後悔が発生します。何かを実行するにしても時間やお金を使うため、どちらのリスクを取ればいいのか迷いますね。

やらない後悔: あの時〇〇しておけばよかった…

やる後悔: あの時〇〇して時間を無駄にした…

結論から言うと、この二つの後悔は心理学で説明されており、やる後悔よりもやらない後悔のほうが大きな後悔になりやすいのです。

偉人の名言

やらない後悔”より“やった後悔”のほうがいい

松下電器産業(現パナソニック) 松下幸之助

一番有名なのはパナソニックを作った「経営の神様」松下幸之助の名言です。松下幸之助は経営に纏わる様々な名言を残しており、ビジネスをしていく上でチャレンジすることの大切さを教えてくれています。

これまでの人生を振り返ってみるとわかることだが私たちは自分がやってしまった事柄についてはほとんど後悔の念を感じない。辛い気持ちになるのはたいてい自分がやらなかったことのせいである。

アメリカの心理学者 ウエイン・W・ダイアー

アメリカの心理学者ウエイン・W・ダイアーは「自己実現」の心理学をさらに発展させた「個人」の生き方重視の意識改革を提唱しています。ウエインは社会的な地位などには属さず、霊的な世界においていかような個であることが幸せか?を論じており、ビジネスではなくても何かにチャレンジすることが個としても重要であるとわかりますね。

子曰、譬如爲山、未成一簣、止吾止也、譬如平地、雖覆一簣、進吾往也。「(学問とは難しいもので)たとえば築山を作るようなものである。あと1つの竹かごのところでやめたら、それっきりだ。(学問とは易しいもので)たとえば地ならしをするようなものだ。1つの竹かごの土を落としても、それによって遮られるということはなく、仕事は目に見えてはかどる。そのように、諦めないでやりさえすれば前に進むものである」

論語 孔子

中国の儒教の始祖 孔子の名言です。「最後までやりきることは難しく、途中でやめればそれっきりである。ただ始めることは簡単なことで、それにより前に進むことができる」ということですね。最終系まで想像して断念するよりは、まずは日々少しずつ取り組んでいくことにより徐々に完成系が見えてくる、とも読み取れそうです。

心理学から見る「やらない後悔」

そもそも後悔ってなんぞや?

後悔とは、「過ぎ去った事象について後から悔やむこと」字のまんまですね!更に細かく記載すると「した行動(しなかった行動)の結果と基準との比較によって生み出される否定的な感情」のことです。巷で様々名言があるように、これは「やる後悔」と「やらない後悔」に分けて考えられることが多いですね。(厳密にはAとBから選択する、など「やる」「やらない」で分けられないこともあります)

やった後悔

  • こんな商品買わなければよかった…
  • こんなこと始めなければよかった…
  • こんな努力しても無駄だった…

やらなかった後悔

  • あのとき勉強しておけば…
  • あの時転職しておけば…
  • あの時この商品を買っておけば…

上記は心理学の実験では「行為後悔」「非行為後悔」という呼ばれ方をしています。

行為後悔と非行為後悔に関する実験

アメリカの心理学者 リサ・アベンドロスはある実験をしました。アフリカ旅行に出かけた人に、お土産を購入した時としなかった時それぞれのケースで心情を日記に記載してもらいました。

お土産を買った人は「どうしてこんなもの買ってしまったんだろう…」となり、お土産を買わなかった人は「買っておけば良かった」と後悔するのは同じですが、後者の「買っておけばよかった」(やらない後悔)のほうが日記への記載度合いが顕著だったのでした。


また、別の実験で筑波大学の上市秀雄先生による実験として、大学生70人に対してまず心理テストを行い意思決定スタイルを判別しました。その70人に対して5つのストーリーを説明し、それに対する選択(行動する-行動しない)をしてもらいました。その選択の結果はどちらも悪い結果になるのですが、そのことに関する後悔の度合いがイベント発生直後と1年後でどのように変わるのかというものです。

5つのストーリーは受験(合格可能性20%の第一志望/合格可能性50%第二志望)、恋愛(告白する/しない)、スキー(景色は良いが危険なパノラマコース/安全な初級者コース)、転職(転職する/しない)、株投資(100万円で投機銘柄を買う/安定銘柄を買う)というものです。どちらの選択肢も悪いイベントが用意されています。

心理テストにより学生は「直観行動型」と「分析行動型」に分類され、後悔の度合いを測定されました。すると、どのパターンでも「行動した人の後悔」よりも「行動しなかった人の後悔」が大きい数値となりました。また、スキーのような繰り返し行動可能なことに関する後悔は「行動する/しない」どちらも時間経過により後悔の度合いが減少しますが繰り返し行動不可能な出来事(受験など)は、行動した場合の後悔は時間経過で減少しますが、行動しなかった場合の後悔は時間経過で増大するという結果になりました。

2つの実験を合わせると

やる後悔…些細な事でも大きなことでもやらない後悔より小さく、また時間経過で後悔は薄れていく

やらない後悔…些細なことでも大きなことでもやる場合よりも後悔し、また取返しのつかないことであればあるほど時間経過で後悔が大きくなる

ということが見えてきました。

仮想通貨で70万損した話

実は僕は近年の仮想通貨ブームに乗っかって、投資していました。一時は50万円近い利益を出していましたが、結果としてNEMという通貨の盗難騒動により暴落し、70万円の損害を被ることになりました。それに対して「仮想通貨なんて始めなければよかった…」と後悔する思いがあるか?というと、今は全然ないです。

この場合を考えると、やった後悔は「投資した金額がなくなってしまった…」という後悔です。やらなかった後悔は「投資していれば多額の利益が得られたかも…」となります。投資をした場合は確かに損をしてしまいますが、比較対象は「投資をしなかった自分」。投資をしなかった自分と投資をした今の自分で比較したときに、何が本質的に異なるのか?を想像すると全然差なんてないのですね。

一方で投資をしていなかった場合は比較対象が「投資をしていた自分」。実現していないその自分は、「もしかしたら大金持ちになっていたかも…」とか、「もしかしたら新たなビジネスが考え付いたかも…」など、実現していない未来のため様々な見えない比較を作り出してしまうのですね。「やらない後悔」は比較する対象が想像のため、無限に膨らんでいく比較対象と比べて後悔しているのでは、と考えます。

今では「平成生まれが殆ど経験していないバブル崩壊を疑似的に体験できた」と、当時の臨場感を美化してポジティブに捉えています笑

まとめ…でも無理してやるならやらなくてよくない?

ここまでの実験結果で、きっと人生においては「やらないよりはやった方が後悔が少ない」ということが見えてきました。でも、実はそんな意識高い系のテンプレみたいなことをがむしゃらに言うつもりは実はなくてですね…

しんどかったらやらなくてもええやん

っちゅーことですね。人間誰しも何かにチャレンジする際には犠牲にするものがあると思います。それは時間だったりお金だったり、はたまた自分の中の精神的な何かだったり。それらの犠牲がとても大きなものだったら、それは「やらないという選択肢」も多いに正義だと思うのです。

仮想通貨の経験でいうと、私は70万円が自分の資産において大きな影響がなかったため「やる選択肢」を取りました。でも、貯金が5万円しかないのにお金を借りてまで70万円の投資をしていたかというと、それは「さすがにやらないほうが良いじゃん」と思うのです。

実際の実験結果でも、上で説明した筑波大学の上市先生の実験では(割愛しましたが)学生を「直観行動型」と「分析行動型」に分類していますが、繰り返し行動可能なことにおいては「分析行動型」より「直観行動型」のほうが後悔の度合いが大きかったのでした。いつでもチャンスがあることに直観的に動いてしまうと、後悔に繋がってしまうかもしれませんね

「やるべきか、やらないべきかを考えて、やるべきことをやる」

人間どんなときでも犠牲はつきものです。その犠牲を払ったときの自分と、払わなかったときの自分を想像して比較してみてください。その比較に大きな差がなければ、結果として行動したときのリターンが大きいということになります。何事もチャレンジ!というと前向きっぽくてよいですが、そうではなくて時には振り返りながら「やるべきことを後悔しないように」やっていきましょう!

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