ビジネスで使える心理学!➁リスキーシフトとコーシャスシフトとは!?具体例と対策(マーケティング各論)

心理学

こんにちは。

どろろーなです。

今回は「ビジネスでも使える心理学」ということで、「リスキーシフト」「コーシャスシフト」について説明していきたいと思います。

ビジネスだけじゃない!実際に使える心理学

心理学はギリシャ時代からあると言われており、心あるいは精神状態とそれに基づく行動に関する学問です。

他人の行動(=集団の行動)の理由を知り自分の行動に活かせる

現代社会においては趣味嗜好が多様化することにより「スモールマス」なんて呼ばれるほど個人の嗜好が多様化しています

また、個人が多様化していくと集団の決定もそれに影響を受けていきます。集団の決定というのは個々の考えの集合体です。個々が多様化していく中で個人と集団、両方の行動を予測するためにはまずは個の理解を進める必要があるのです。

そのために知識として保持しておくと有用なのが、「心理学」。心理学は、個々の精神からどのような行動・結果が導き起こされるか?の学問です。これを理解することにより個人からチーム、果ては企業などの行動を予測したり危険を回避する提言ができるようになります。

自分の感情・自分自身を理解できる

他人を理解するのと同時に自らの理解も非常に重要です。

人の感情というのは理屈だけではなく様々な側面があり生み出されます。心理学ではこのような場面での自分の感じ方も理解することができるのです。

自分の感情に振り回されて失敗してしまうということは人間であれば誰しもがあります。その失敗が良いことなのか?悪いことなのか?はわかりません。ただ、悪い失敗を無くし自分の成長を促すことが心理学を学ぶことにより可能なのです。(マインドコントロールのための知識を得るということですね)

他の知見と合わせることでプラスアルファの付加価値になる

これらの感情が発生する場所は人間が行動するあらゆる場面で起こります。それはビジネスであったり、あるいは遊びであったり、あるいはスポーツであったりするわけですね。

それらのフィールドにおける知見と合わせることで、あなたなりの成功体験を積むのが心理学を学ぶ最大のメリットです。

①ではビジネスにおける例で説明しましたが、今回は遊び!あなたは「人狼」というゲームをしたことがありますでしょうか?集団の中で狼役を割り当てられた2人を当てるゲームで、人狼側は当てられたら負けとなり人狼以外は人狼を当てれば勝ちとなります。人狼側は「自分が人狼ではない!」と嘘をついたり、集団の中での合意形成のプロセスにおいてその人が何を考えているか?が非常に重要になるわけですね。

リスキーシフトとコーシャスシフトについて

それではリスキーシフトとコーシャスシフトについて説明していきます。今回の心理学は、「集団が陥る心理学」です!

リスキーシフトとは?

赤信号 みんなで渡れば怖くない!

あなたはこの言葉、聞いたことありませんか?

リスキーシフトとは、集団で何かを決定する際にその決定内容が個人一人で決定する場合と比較してよりリスキーなものになってしまうという理論です。社会心理学者のストーナーによって提唱されました。

 「集団討議による意志決定は、一人での意志決定に比べて、常により冒険的な性格を帯び、危険な決定に偏る傾向がある」

J.A.Stoner..1961年

集団における合意形成・意思決定において議論が交わされる際に、極端な言動が注目されやすくなることにより、リスキーなアイデアが賛同を得られやすくなるという理論です。常識的な意見があまり注目されないなかで、突飛な意見に注目が集まりその意見で決定されるということですね。例えば初めに挙げた赤信号の例はたとえ話ですが、本来であれば「赤信号で渡ることは法律上NG」というのが常識的な意見です。ですが、個が集まり集団になることにより「赤信号でもわたっても大丈夫だ!」という意思決定をしてしまうのですね。

同様の例として、学生界隈で問題になる「いじめ問題」があります。「いじめは本来悪いことだ、いきすぎれば最悪のケースもある」とわかっていても、集団として行動していると集団化したことによりリスキーな「いじめを継続する」という選択をしてしまうわけです。

 リスキーシフトが起こる原因と対策について

目立つ意見や突飛な言動が注目を集めフォーカスされる

前段で説明しましたとおり、集団…特に多数の人がいる集団では常識的な意見よりも突拍子もない意見に注目が集まり、議論がなされます。また、その場合「さらに妥当性がある」という他のメンバーの主張により、更にリスキーな選択に至ってしまうことがあります。

前提として、「リスキーな意見に注目が集まり議論のベースが底上げされている」わけですね。

集団化することで責任の所在が曖昧・分散化される

個人の決定はその本人の責任となります。ですが、集団の決定は誰の責任なのか?が曖昧になります。かつ、最終的に集団に責任があるとしても一人一人の責任は等分されるような印象を受けませんか?

最終的な意思決定の結果が自分の責任の範疇でないため、個人なら絶対に選択しない決定も集団ではよりハードルが下がってしまうわけですね。

集団では同調化された意見になる

あなたは会社の会議で「意見を言いにくい」とか、「異論を申し立てにくい」と感じたことはありませんか?それらの感情は「集団極性化現象」といい、どのような集団でも大なり小なり発生します。

集団の中では個人の多様性や個性は抑えられ、目立った意見や主張に多数の耳目が集まると残りの個人は同意をせざるを得なくなるのです。これは上で述べた「責任の分散化」とも繋がる部分があり、

責任が分散化→結果、決定が個人に及ぼす影響が小さい→意義申し立てしなくても同調するほうが精神的にも楽だし個人にも影響が小さい

という判断が無意識的に心理の中でなされているというわけです。

リスキーシフトの対策について

ではそのようなリスキーシフトに対してどのように対策すればいいのか?についてです。リスキーシフトは傾向としては「リーダーシップを取る人がいる場合に起きやすくなる」と言われています。そのうえで私たちが意識するべきことは…

  • 同調圧力を減らす仕組みを作る
  • 客観的に判断できる人材を集団に組み込む

まずはその集団においてリーダーシップを取るであろう人の圧力を減らします。集団では声の大きな人の意見が優先されてしまい、反対意見が出ないということは往々にしてあるのはあなたも経験したことがあるでしょう。それを仕組みで防止し、「全員が順番に発言していく」や、「同調の場合もプラスアルファの発言を引き出す」ことにより「リーダーシップによる同調」を防ぎましょう

また、そもそもその集団と関係ない個人を集団に組み込み、客観的に判断してもらうのも重要です。その集団に関係のない人はその決定や反論が自分の立場等に影響しないため、プレーンに意見を判断してくれる可能性が高いのです。(企業などでは監査役として社外取締役が採用されていますね!)その一人がストッパーとなり議論を進めることにより、リスキーシフトを防止することができます。

コーシャスシフトとは?

上記で説明したリスキーシフトとは逆の現象が「コーシャスシフト」。リスキーシフトとは真逆で、集団で議論することによりより慎重な決定が為される現象のことになります。

集団で議論をしているときになんとなく無難な決定になってしまった経験はありませんか?それはコーシャスシフトが働いているのです。リスキーシフトと原因は似通っていますが、コーシャスシフトは「主導するリーダーや先導者の不在」によって頻発する現象です。

つまり、リスキーシフトやコーシャスシフトは集団極性化によって頻発することであり、どちらが起こるか?は構成要因の属性によって常に変動する可能性があるということですね。

コーシャスシフトを防ぐためには上記のリスキーシフトと同様の対策をとりつつ、自らがリーダーシップをとるなどといった対策が考えられますね。

まとめ

今回は集団極性化現象の1つであるリスキーシフトとコーシャスシフトについて説明しました。これはどんな集団でもありえることで、例えば私が人狼をしているときにも散見されるケースです。

人狼絞り込めないから占いから殺そう!

人狼というゲームがわからないと難しいかも知れませんが、時には集団極性化により一見ロジカルでない施策が意思決定されてしまうことはよくあることなのです。

それを理解し、意思決定に警鐘を鳴らし、集団をより良い方向に導くのが構成員の役目なわけですね!日々意識していくことにより、リスキーシフトとコーシャスシフト防いでいきましょう!

……とはいったものの、昨日酔っぱらって真目の高い占いを釣ってしまうどろろーななのでした。トホホ…

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