ビジネス・マーケティングで使える心理学!⑤ピグマリオン効果とは!?具体例と活用方法

仕事・就職

こんにちは。

どろろーなです。

今回はビジネスでも使える心理学ということで、「ピグマリオン効果」について説明していきたいと思います。不思議な名前でよくわかりませんね!ピグレットかな?

今回のピグマリオン効果は、今まで説明してきた心理学の「自分にとっての心理」ではなく、「他者がどう思うか?」の視点が多く含まれている理論です。部下やチーム、あるいは子を持つ親として、マネジメントするべき精神があるあなた!是非是非読んでいって学んでくださいね!

ピグマリオン効果とは?

ピグマリオン効果とゴーレム効果

ピグマリオン効果は、アメリカの心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱した理論で、別名ローゼンタール理論と呼ばれています。教師が期待することにより生徒の成績が上昇するという理論になります。

人間は期待された通りの成果を生み出す傾向があり、指導者や教師はそれを意識して場に臨むことにより実際にパフォーマンスが向上するということですね。

ピグマリオンとは?

この「ピグマリオン」とは、ギリシャ神話に登場する王の名前が由来です。この王、自らが彫った女性の像に恋をしてしまうのですねなんという変態。

ピグマリオン王はこの女性像に恋するあまり、愛が報われるように祈り続けていたところ、その祈りに答えたアフロディテ神が女性像を神の力で人間化し、ピグマリオンは報われました。期待をすることにより良い結果が表れるというこの寓話からこの理論名となったのでした。にしても、とんだ変態さんです…

どうでもいい余談ですけど神話とかゲームとか慣れ親しんでる影響でこういう話って結構面白く思っちゃうのって僕だけ?世界樹とか…

逆にゴーレム効果とは?

ピグマリオン効果とは逆に、教師が期待しないことにより生徒の成績が下がることをゴーレム効果と呼びます。ピグマリオン効果により逆説的に導かれる理論ですね。

ゴーレム効果の由来としては、ユダヤに伝わる泥でできた人形になります。(ゲームなどでイメージするあのゴーレムですね!)ゴーレムは意志なく主人の言う通りに動きます。が、ひとたび額に描かれた呪印を消されると土くれに戻ってしまいます。この様子が「能力のある人間が他者からの態度や意見によりその力を発揮できなくなること」として、ゴーレム効果と呼ばれています。

ピグマリオン効果の実証実験

動物に対する実験

ローゼンタールは、学生たちにネズミを使った実験を命じました。このとき、Aグループには「このネズミは訓練された優秀なネズミ」といって渡し、Bグループには「このネズミはまったくのろまである」といって渡しました。すると、Aグループの学生はネズミを丁寧に扱いBグループの学生はネズミを乱雑に扱い、結果としてAグループの実験結果のほうが良好であるという結果になりました。

教師側の期待度が行動として発揮され、ネズミへの指導に影響が出ることにより差がついたという実験なわけですね。

人間に対する実験

教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で実験が行われました。学習能力とは全く関係のない適正テストを行い、教師にはその結果とも関係なく無作為に選択された生徒の名前を提示し「今後数か月の間に成績が伸びる」と教えました。実際はテストも能力とは関係なく、そもそも選択された名前はテストとも関係がなかったわけです。

結果としてこのとき教えた名前の子供たちの成績は向上し、

  • 教師: 子供に期待し丁寧に指導する
  • 子供: 期待されていることを意識し応えようとする

ということにより、期待するだけのことでも指導される側に大きく影響が出るということが提唱されました。これは、行動生徒の動機として期待されることによる「内発的動機」(心理的な充足)が発生したのだと考察できますね。

※実際にはこの理論や実験には批判的視点の意見もありますが、今回は割愛します。人間の心理を完全に数値で把握・立証することは不可能だと思いますので、正しいか正しくないかではなく「提唱された理論がいかに自分の中で活きるか?」が重要だと思いますので!

ピグマリオン効果とゴーレム効果の具体例

教育現場(実体験です)

私、大学生時代学習塾でバイトをしておりました。このときに、こんな生徒がいました。

  • 不器用だが宿題は毎回こなしてくる生徒
  • 容量よく頭も良いが宿題はしてこない生徒(反抗的ですが真面目に勉強はしてます)

私はこのとき、指導する際に深く考えず宿題を毎回こなしてくる「先生としてはかわいい生徒」を丁寧に指導し、こにくたらしい生徒は投げやりになっていました。結果として上の生徒は受験で成功し、下の生徒は不合格となってしまいました。今思えば、これは本人の能力の多寡だけではなく指導者と生徒の関係が大きく精神状態に影響していたのでは…と思います。

この宿題はしてこないこにくたらしい生徒にも都度世話を焼き期待することにより、いい結果が得られたかもしれません。

ビジネスにおいて(上司のあるべき姿)

社会人として入社してきた新入社員。優しく接しよう!とか、厳しく接しよう!とか、指導スタンスは様々ですね。どう接するかは個人のスタンスによりますが、どうであれ「期待する」ことが部下のパフォーマンスに大きく影響します。

このとき、期待するのは「言葉の上」だけではなく「本当に期待するように意識する」ことが重要です。指導される側は上司や指導者のそういうような「繕い」は敏感に察知します。そうなるとピグマリオン効果は発揮されないということになります。

でも…デメリットもあります

指導者が何も考えずにピクマリオン効果だけを意識し、生徒に期待をし続けてしまうことにもデメリットがあります。生徒の実態と大きな乖離があると生徒の内発的動機は生まれず、効果がないことになってしまいます。また、過度な期待により生徒自身がそのプレッシャーにつぶされてしまうこともあります

指導者や管理者はチームでパフォーマンスを高めるという前提のもと、「どのように受け取られるか?」を意識して日々の業務や指導に努める必要がありますね!

…と、言いながら東大出身というだけで過度な期待を寄せられ、日々困っているどろろーなでした。。。

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