ビジネス・マーケティングで使える心理学!④割れ窓理論とは!?具体例と応用編

心理学

こんにちは。

どろろーなです。

今回も引き続きビジネスで使える心理学ということで、「割れ窓理論」を説明していきたいと思います。あなたはこの「割れ窓理論」聞いたことがあるでしょうか?ナイ?

この割れ窓理論、実はわたくしはある大企業の経営者の方から幾度となく聞いた理論で御座います。その方は大変リーダーシップのある創業者の方なのですが、組織構築やイメージ戦略としてチームを率いることの重要性をこの理論と絡めて深くお教え頂きました。大変有用で知識として知っておいて損はないと思いますので、是非是非学んでいってください!

※ちなみに厳密には心理学の理論ではなく環境犯罪学上の理論のようです。が、心理学と密接に関わる部分があると思いますので許して☆

割れ窓理論とは?

割れ窓理論とは?

割れ窓理論は、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案・提唱した理論です。

「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」

1つの無秩序からその周辺全体が無秩序に染まっていくという傾向から、小さな犯罪や汚れなども徹底的に解消していくことにより大きな過ちの防止・秩序の維持をすることができるという理論です。

  1. 建物の窓が割れていると、それが「その周辺に誰も関心を払っていない」という印象になり犯罪が発生しやすくなる
  2. ポイ捨てなどの軽犯罪が発生するようになる
  3. 住民のモラルが低下し、地域の安全確保に協力しなくなりさらに環境が悪化する
  4. 凶悪犯罪等が発生するようになる

というように、1つの小さなことがきっかけで周辺全体が悪化してしまうということですね。この理論の要因は、人は匿名性が保証されていたり責任が分散されている場では自己規制意識が低下し、没個性化されるという行動特性に基づきます。みんながポイ捨てしていたら自分もしていいや!というアレですね。それにより全体のイメージが悪化することが更なる悪循環に繋がるのです。

社会における実例

ディズニーランドの例

日本の東京ディズニーランド・ディズニーシーでは小さな傷や汚れも疎かにせず、ペンキの塗りなおし等の修繕を頻繁に行っています。こうしてキレイなイメージを定着させることで、従業員や来園客のマナー向上を図っていると言われています。行ったことがある人はわかると思いますが、園内にはポイ捨てされたゴミも殆ど見当たらないほど整理が徹底されていますね!

Apple社内におけるスティーブジョブズの例

1996年に業績不振に陥ったApple。その際のAppleは優秀な社員を多く保持していたにも関わらず、社員が皆好き勝手に行動していたそうです。その際にジョブズが指揮を執り、割れ窓理論をもとにした社内改革を行いました。遅刻の厳罰化やルールの制定等を徹底的に行うことにより、結果としてパフォーマンスが向上してAppleは業績を復調させ今の地位まで上り詰めたわけですね。

逆・割れ窓理論

この割れ窓理論は「1つの過ちを放置しておくとさらに大きな過ちが常態化する」という理論ですが、これは逆説的に下記も示しています。

ルールなどにより整列されている環境では過ちが起きにくい

整列された図書館では本の順番をメチャクチャにしにくくなったり、ポイ捨てされていない場所ではポイ捨てしにくかったりするわけですね。これはこの理論の元である「没個性化」に関わることで、ルールや制度の徹底がいかに効果的であるかわかりますね。

割れ窓理論の応用方法

ビジネス

仕事の完成度が低かったりミスをしてしまったりしてしまったことはありませんか?そんな時は、自分の仕事をしている環境を見直してみましょう。

周囲が乱雑で汚れている→自己規制意識が低下し無意識のうちにクオリティに影響が出てしまい、パフォーマンスが低下している

個人レベルでもそうですし、チーム単位でもその作業をしている空間の規制や秩序が乱されることにより、全体のパフォーマンスが低下し重大な事故を引き起こしてしまうかも知れません。

こう考えると、例えば日本社会のくだらない「定時出社」にも一定の効果はあるとも言えますね。徹底したルール化により規制意識を維持することは一見すると本質とは関連がないことに思えますが、実は無意識的にパフォーマンスにも影響ありの可能性があるということです。

教育現場

環境や物の話だけでなくこれは人間関係でも発生しうる理論です。例えば塾や学校などで宿題をしてこない生徒を野放しにしているとします。そうするとクラス全体に「宿題をしなくていい」という風潮が蔓延し、クラス全体の勉強に対する意識が低下してしまうことになりますね。(学生のときに「やたらナメられている先生」っていませんでしたか?)

宿題をしてくることが当然なことであるという風に徹底することが重要なわけです。

私生活

毎日大変な掃除や洗濯。でもついついだらけてしまいがちで、物が散乱してる…ということはありませんか?読んだ本や飲んだお酒の缶などを面倒だと放置していると、その環境が当たり前になってしまいます。

そうすることによりあなたの自己規制意識が低下し、いろんなものが散らばって汚れてしまうのです。逆に全ての物が整頓されている状態では、部屋中が乱雑にならないように自己規制意識が働きキレイな状態が維持されるというわけですね。

まとめ

今回は割れ窓理論について説明させていただきました。どうでしょう?「割れ窓理論」と聞くとなんのこっちゃといった感じですが、1度は実感したことがあるのではないでしょうか?

環境の悪化により重大な犯罪にまで繋がってしまうという理論ですが、実は人間の心理と行動が大きく関連しており、様々な面での秩序を保つことの重要性がわかりますね。

……と記事を書きながら部屋を見渡したら、昨日飲んだハイボールの缶が机の上にまだあり、トホホと反省しているどろろーなでした。

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